寂しいです。本当に。家族です、犬だって。知らんけど。
私自身の引退劇?から一段落ついて、
家族に焦点を合わしてみると
何かが違うことに気が付いた。

例えば、孫娘が立ち寄った時に
連れてくる犬がいない。
以前、友達に話したことがあったけど
エルビス(老犬の名前)が、散歩の途中で
立ったまま眠りこけるって状態がつづいていた。
人間だったら100才に近かった。
そう、天国に旅立ったのだ。
わかっているが、やはり寂しい。
独りぼっち(?)でお留守番の出来ない犬だった。
急用で出かけて、帰ってくれば、家の中は乱闘の後みたいに
荒れ放題。
そんなエルビスだが、ファミリーにとっては「お犬様」だった。
時には、人間以上に世話を焼いた。
特に私は、エルビスとのことを題材にして短歌をたくさん詠んだ。
たとえば、
テーブルのした世辞言うように膝叩く犬に根負け肉片落とす
首かしげ吾を見つめる犬の目に悩みをぶつけ答えを待てり
エルビスがいなくなって、感じたことがある。
日本では私たちは、「後期高齢者」と呼ばれるらしい。
若いつもりでいるが、いつかエルビスのように、
一日のうち起きている時間より、居眠りしている時間の方が
長くなる日がくるだろう。
そういう状態になるまでは、
思いっきり否、思い残すことのないように自分の人生を
大切に過ごそうと思う。
そう書いたとたんに、ウイークエンドもウイークデーも忘れている
自分がいるのも現実である。
知らんけど。
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