詩歌の歌ごころ、私の短歌、ことばの力で伝わりますか?知らんけど。

 
最近、私は「歌会」と言って外出することが多い。
ずっと、ずっと前は、私にとって歌会は短歌の会のことだった。
ところがでアル、今は、歌会は歌会でも、
マイクを持って歌うカラオケの会が、もっぱらだ。

引退生活の日常、カラオケの集まりなんかで、
耳に入ってくる物事に
「どうして?」「せやねん!」「わからへん」
「堪忍してや」「そんなこともあるんやね~」
感心したり、呆れたりだ。

だが、今日のブログはカラオケのことではない。
短歌のことだ。
phonto - 2023-12-15T221122.776

朝から短歌の勉強会の歌稿リスト、
歌友の作品に目を通して批評なり、感想なり、
一首ごとにコメントを書いている。

歌ともの作品を読んでいて、私にも以前同じように
感じたことがあったとか、昔のとことを思い返して
あっという間に1時間経っていた。

塵も積もれば何とかで、たとえ方が悪いが
5年前、10年前の季刊誌に載った自分の作品をみて
上手い、下手の関係なく、こんなにあったんだと
感激した。

一首、一首その時の想いが蘇ってくる。
7年以上も前の私の作品で
カリフォルニア短歌創立40周年記念に
出版された歌集「花杏」にも載っている
短歌を例に話してみよう。
決して上出来とは言えないが、その時の
自分の日常がいっぱい詰まっている。
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砂糖抜き珈琲のんで甘い菓子食べて言い訳差し引きゼロに

もう一度言う、ずいぶん昔の作品です。
この作品が出来る一週間前にドクターの定期健診があった。
血圧、コレステロールに加え、この時は糖分のことも注意された。

コーヒーに砂糖4つの日常で、砂糖を入れずにコーヒーを飲んだ。
甘みの無いコーヒーは、実に味気ない。
それで、家にある甘いもの一つ二つ口にした。
ああ、また糖分取り過ぎだわと後悔した。
後悔はしたが、せやねん!
砂糖を抜いた分、甘いもの食べても
差し引きしたら、変わり無しと自分勝手な言い訳。
それも、言い訳の相手は自分自身で、
間の悪さを感じながらね。

そういう心の動きを31文字の短歌にした。
ずっと昔のことだ。それでも短歌を読み返すと
その時の、感情が珈琲の苦さと一緒に
昨日のことのように蘇ってくる。

31文字だけれど、短歌にはその時、感じたこと
情景なんかが凝縮されている。
私はそう思う。

届け、この短歌の想いをと願いながら
カリフォルニア短歌の勉強会で学んでいる。

言葉の力で、読者に伝わっているか?
なかなか、思うようにいかないのが世の中かも。

知らんけど。

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